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告知
2007/07/20(Fri)
2007年7月6日。

今日は組織診の結果が出る日。

でもその前に、MRI。
その結果も見ながら、話をするという事になっているのだ。

9時の受付開始と共に検査室に入る。
検査衣に着替えた後台に横になると、耳栓を渡され、ナースコールを持たされた。
ナースコールは乳頭吸引器のゴムの部分にコードが付いたような形で、何か異常があったらぎゅっと握るようになっている。
耳栓は、機械の音がうるさいからだそうだ。

MRI室の天井には青い空と白い雲が描かれていて、無機質な壁よりいいなーなどと考えていたら胸の上に重い鉄板みたいな物を乗せられ、「では始めます」という技師さんの声と共に体は細くて狭い穴の中へと入って行った。
私は閉所恐怖症ではないが、それでも鼻先に機械の天井があるのはかなりの圧迫感。
「今ここで地震とか起きたら、即押し潰されそうで嫌だなー」と思っていた。(;^_^A

人生初のMRIだったのだが、感想は「うるさい」。この一言に尽きる。
苦痛は全く無く、ただ寝ているだけで良かったのだが、ただひたすらに機械が出す音がうるさくて、まるで工事現場の中で検査を受けているよう。
もらった耳栓は気安めにすらならなかった。

検査にかかった時間は、全部で15分くらいだっただろうか。
ダダダガガガビービービー(←ブザー)が2分・3分×2で計10分。着替えと準備で5分。そんな感じ?  
時間にしたら短かったが、音の凄さと閉塞感で、実際よりも随分と長く感じた。

MRIが終わった後は、まっすぐに産婦人科へ。
いよいよ検査の結果だが、ドキドキしながら診察室の椅子に座った私に、K医師はこう言った。

「残念ながら、子宮内膜症ではなくガンでした。」

やっぱり、という思いとまさか、という思いが一瞬心の中で交差する。
ネットで色々調べて心の準備だけはして行ったが、結果は想像していた中で一番悪いものだった。

「グレードは1ですね。子宮体部の、高分化型腺がんです。」

それでもK医師の話は一言も聞き落とせない。
全て自分の病気に関する「情報」なのだ。
気をしっかり持て、と言い聞かせた。

K医師は手帳をめくり、手術の日程を決めて行く。
手術予定の患者さんがいっぱいで、私の手術は一ヵ月後という事になった。
そんなに時間を空けていいものなのだろうかと一瞬思ったが、もしもこれが進行の早い癌ならすぐに手術を勧められるだろうし、…という事はそれほど重くない癌なのだろうか。

……などとあれこれ考えていたら、ドクターが言った入院と手術の日をうっかりと聞き漏らしてしまった。
後から考えると、やっぱり少しはパニクっていたんだろうと思う。

入院の前に各種検査があり、何度か外来で通わなくてはならないのでまずその日程を決め、その後にとりあえず一番心配な事を尋ねてみた。

「先生、『グレード1』と言うのはどの程度のガンなんでしょうか。」
「一番悪性になる可能性の低いガンです。」

少しだけホッとした。

「手術の前に何かやっておいた方がいい事はありますか?……例えば減量とか」
「体重は少ないに越した事はありませんが、ショックも受けてらっしゃるでしょうし、そんなに頑張らなくてもいいですよ」

……苦笑されてしまった。

「手術は一ヵ月先」と言う事で、「その間に悪くなる可能性は無いのですか」と聞いたら、「その可能性はゼロとは言い切れません」と言われた。
だから、少しでもガン細胞が増えないand成長しないように、出来る事があればしておきたいと思ったのだけれど、……ちょっと変だったろうか。

とにかくこれからの詳しい事は後日決める事にして、今日は検査について説明を受け、採血をして終わった。

後から気が付いたのだが、今日のあれはまごうかたなく「ガンの告知」だったのだと思う。
ドラマで見るのや、考えていたのとは随分と違って「ガンですよ」「あ、そうだったんですか」みたいな、随分とあっけないものだったけれど。(;^_^A

とにかく、「病気の正体」はわかった。
「ガンだったらどうしよう」と結果が出るまでは悩んでいたが、病名がわかった事で肝が座ったと言うか、かえってさっぱりしたような気もしている。(今の所は。)

不安は、勿論ある。
無い訳がない。

怖いし、手術の後の事を考えると今から憂鬱だし、子宮を取ってしまったらどうなるんだろうとか、考え始めると止まらなくなる。

でも、「病気になってしまった」事も「手術をしなければならない」事も事実だし、くよくよして悲嘆に暮れてもその「事実」からは絶対逃れられない。
だったら私が出来るのは、これから一ヵ月元気に笑って過ごして、大いにナチュラルキラー細胞を増やす、それだけだ。
大事なのは、今自分が何をしなくてはならないか、何が出来るか。

これから一ヵ月、忙しくなりそうだ。
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