スポンサーサイト
--/--/--(--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
この記事のURL | スポンサー広告 | ▲ top
精密検査
2007/07/15(Sun)
2007年6月29日。

紹介状を持ち、朝一番でK病院に向かった。
予約を入れた時点で「予約していないので1~3時間ほどお待ちいただくかもしれません」と言われていて、その覚悟で時間つぶし用の本やらゲームやら持って行ったのだが、9時に診察が始まると同時に名前を呼ばれた。

診察室に入り、まず今までの経過を話す。
前の病院で何も教えてもらえなかった事を伝えると、異常が見つかったのは子宮体部である事、精密検査の必要がある事、どんな検査をするのかなどを図を交えて説明してくれた。
今度のK医師は、てきぱきした感じの先生。
説明も丁寧で、わかりやすい。

「今回はスプーンのような器具で子宮内膜を少し削り取ります。2人のお子さんは帝王切開で出産されているので、もしかしたら子宮口が開いていなくて器具が入らないかもしれません。その場合は日を改めて麻酔をかけて検査、という事になりますが、そうならないよう頑張ってみますので、少し痛い検査ですがYbirdさんも頑張って下さい。」

実は問診表に詳しく書く部分が無かったので書かなかったのだが、二人目を八ヵ月で死産した時、通常分娩している。
だからたぶん子宮口も器具ぐらい通る筈…と思ったが、それよりも。

ほーらやっぱり、細胞診の次は組織診じゃない!

「子宮内膜全面掻爬マニア」(?)のL医師を連れて来て、その周りで「やーいやーい」と囃し立ててやりたい…などと一瞬浮かれてしまったが、そんな場合じゃなかった。

「スプーンのような器具で子宮内膜を削り取る」のだ。これだって痛くない訳がない。
ネットで予習した時は「医師の技量によって痛みの大小が違う」という意味の事が書いてあったが、どちらにしろ痛いのだ。
憂鬱な気分で内診台に登った。

身構えていると余計に痛いので、出来るだけ体の力を抜き、意識を他の所に向けるようにする。
K医師がカーテンの向こうに来た。
「それでは始めます。」
最初に超音波で診察をして、それからいよいよ細胞の採取。
「このままいけますよ。」
K医師が言う。

確かに痛かった。
痛かったが、想像していたほどではなかった。
K医師が内診の間中「大丈夫ですか?」「もう少し頑張ってくださいね」「今半分くらいですよ」とずっと声を掛け続けてくれていたからだろう、そのお陰で随分と痛みが紛れたような気がする。

内診は5分ほどで終わり、その後もう一度診察に入った。
検査の結果は1週間で出るので、来週MRIを撮って、それと結果を照らし合わせて今後の事を決めて行こうという事になった。

「子宮内膜症の疑いはあるので、それは必ず治療していかなければなりませんが、それと今回取った内膜の中にガン細胞があるか無いかはまた別の話です。」
さすがに少し青ざめてしまったのだが、次にK医師はこう言ってくれた。
「そう心配する事はないと思いますが、もしもガン細胞が出ても、その都度相談しながらベストの方法を取っていけば大丈夫ですよ。」

すーっと心が軽くなった。

L医院で結果を聞いた日からずっと焦れたり腹を立てたりしていたのだが、突きつめればやはり不安だったんだと思う。
「医は仁術なり」と言うが、「仁」とは「相手の立場になって考える事」ではないかと思う。
医師は、決して「言葉」で患者を不安にしてはいけないのだ。

K医師にしたら何気なく出た「大丈夫」だっただろうが、その言葉は私を勇気づけた。
一週間後どんな結果が出ても、ありのままに受け止めよう。
そう思った。
この記事のURL | 入院まで | ▲ top
| メイン |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。